2007年 05月 14日
佐野繁次郎、再び... |
佐野繁次郎の甥・鹿海信也氏を迎えての座談会『佐野繁次郎と佐伯祐三をめぐって』が神奈川県立近代美術館・葉山館でありました。これは、現在開催中の『佐伯祐三と佐野繁次郎展』の関連プログラムの一つです。ゲストの鹿海氏は大正12年(1923)大阪船場に生まれ、昭和23年東京大学文学部社会学科卒業。文部省に入り、芸術課長、文化課長などを経て、文化部長を務め、文化局や文化庁の創設に参画。佐野繁次郎は、佐野三姉妹の末娘しなの長男。鹿海信也氏は、佐野三姉妹の真ん中の娘まつ(結婚して鹿海姓)の長男賢治の四男。
「作品には完成がない。」と常に加筆をしていたという佐野繁次郎。
コラージュを製作している時などは、アトリエの壁も針金だらけでコラージュ状態だったとか...
鹿海氏が繁次郎に『どっちが縦なのか?』と聴いたところ、『お前が思う方にしておけ』と言われたという、自由奔放なマルチアーティストの楽しいエピソードを披露して下さいました。
また、10年間主治医だった方の奥様も座談会に参加されていて、熱海のアトリエでのことを懐かしそうに語られて、会場は和やかで暖かい空気につつまれました。
当時の流行作家との交流も多く、その装丁を沢山手掛けた繁次郎。
最近はグラフィック・パッケージ作家として注目を集めているとか...
風が強く、葉山の海は少々荒れ模様・・・
サーファーにはもってこいの波なのでしょうね。
「作品には完成がない。」と常に加筆をしていたという佐野繁次郎。
コラージュを製作している時などは、アトリエの壁も針金だらけでコラージュ状態だったとか...
鹿海氏が繁次郎に『どっちが縦なのか?』と聴いたところ、『お前が思う方にしておけ』と言われたという、自由奔放なマルチアーティストの楽しいエピソードを披露して下さいました。
また、10年間主治医だった方の奥様も座談会に参加されていて、熱海のアトリエでのことを懐かしそうに語られて、会場は和やかで暖かい空気につつまれました。
当時の流行作家との交流も多く、その装丁を沢山手掛けた繁次郎。
最近はグラフィック・パッケージ作家として注目を集めているとか...
風が強く、葉山の海は少々荒れ模様・・・
サーファーにはもってこいの波なのでしょうね。
by nviola
| 2007-05-14 21:07
| art